お国が違えば、ファッションのスタイルも、そこに求めるものも違います。世界の国々の女性たちは互いに、常に美しくあろうと、日々努力しています。アメリカに住んでいる頃、毎日頑張るアメリカ人女性を見てきました。彼女たちは、どう輝きを放っているのでしょうか。
ぽっちゃりも1つの個性
アメリカのNIH(2010年)のデータでは、20歳以上のアメリカ人の68.8%が肥満傾向にあるとの発表がありました。当然、その中には女性も含まれます。確かに街を歩くと、ふくよかな女性が目立つアメリカ。ただ誰1人、自分の体型を隠したファッションをしている女性は、見たことがありません。ショッピングモールなどには、Plus-Sizeブランド(大きいサイズの洋服屋)が大きく店を構えています。アメリカ人女性は、自分のその体を個性の1つとして、隠すおしゃれではなく、見せるおしゃれを大切にしています。
曲線は「美」
女性にしかないもの。それは、なめらかで美しい曲線です。
日本でそれを強調すると、セクシャル的な見方をされることが多く、女性も、そういう洋服を避ける傾向にあります。アメリカ人女性は、女性にしか出せないその線を「最大の魅力」と捉え、洋服選びでは必ず、線を意識します。それは、男性に好かれたい。見られたいという打算的な計算ではなく、女性であること自体を楽しんでいるのです。
自分の色を知っている
アメリカ人は、季節ごとに変わるファッションのトレンドは意識しますが、流行りの色にはあまり走りません。なぜなら、自分たちの肌の色に合わせて似合う色。お気に入りの色というものを持っているのです。なので、自分を魅力的に見せてくれる色をわかっている彼女たちは、本命との初デートは何色のあの服!仕事の交渉に行く時は、あれがラッキーカラー。というふうに、流行ではなく、ある意味自分色というものを持ち合わせています。
人と違うことが大事
自己主張の強いアメリカ。ファッションでもそれは現れています。特に女性は、人とファッションが被ることを嫌います。いかに自分の個性を出したファッションをするか。「人と違うわね」は、アメリカ人女性にとっては、褒め言葉です。
多民族国家であるアメリカでは、いろんな文化や人が入り混じる中、その中に埋もれないように、輝き続ける努力をし、自分のコンプレックスさえもポジティブに受け入れ、強く自信に満ち溢れています。
いかがでしたか?あなたのファッションに対する気持ちともぜひ照らし合わせてみてくださいね。
ライター Lovable
アメリカ人夫を持ち、いろんな国の人に囲まれる生活をしています。旅行が大好きで、暇があれば、あちこち夫婦で出歩いています。