第2回目はニュースサイトやまとめの比較と英語レベル別の全体的なメディアアウトレットの活用方法です。
 
 

01. The Huffington Post
ハフィントン・ポスト

 
近代ウェブ社会では、新聞以外のメディアソースが絶大的な人気を持っています。ニュースポータル、メディアサイト付属のニュース記事、そしてウェブのみの軽い新聞など、様々なカテゴリーからニュースを選ぶことができます。
 

英語圏で代表的なソフトニュース新聞は、The Huffington Post(ハフィントン・ポスト)と 言う、アリアナ・ハフィントン個人が2005年に立ち上げたオンラインニュースサイトです。日本ではまだ人気が出ていないため知名度は低いかもしれません が、2014年現在では、世界のウェブトラフィックでトップ15位に入るほどの人気があり、グローバルニュースから様々なエリアのローカルニュースまで幅 広くカバーするニュースソースに拡大しました。The Huffington Postの一番のメリットは、去年の5月から掲載されている 日本語版ハフィング・ポスト(通称ハフポ)であり、記事を英語と日本語で見比べるときに活用すると、大変便利なオンラインニュースソースです。
 
 

02. Refinery29
リファイナリー29

 
もう少しライトなニュースを読む際、米国で一番人気な女性向けニュースポータルRefinery29(リファイナリー29)がおすすめです。Refinery29は 女性が作る女性のためのニュースポータルであり、エディトリアル記事が満載です。それも女性のために書かれたもののため、ファッションや美容の記事も多け れば、経済、社会、文化、テクノロジーなどの分野も幅広くカバーしていて、比較すると週末に出る日曜日のニューヨークタイムズ、サンデータイムズの読者に似たリーダーが集まるニュースポータルです。大都市への旅行の際はRefinery29のローカルを開けば、その都市についてのニュース記事やエリア紹介なども見ることができます。

 

03. ダイレクトな声を反映するサイト

 
その他には、まとめサイトを活用することによって、個人ユーザーの声が直接的に聞くことが出来ます。

全世界でもっとも柔らかく、英語圏で人気を誇るBuzzFeedは Gifやリストを使い、ランキングを紹介します。ニュース欄を開くと、記事の中身にはインタビューではなく、関係者のツイートやSNSの内容がニュース内容と同時に掲載されていることが多いでしょう。ウェブ社会になり、政治家やビジネスリーダーまでツイッターやブログを持っていることが当たり前になり、このように記事の内容に直接関係する人たちのSNSから直接意見を拾い、それを掲載するレポーティングスタイルを導入するニュースソースはこれから 増えることが予想出来ます。

 

04. 英語力別の活用方法

 
自分の英語レベルを考えてニュースソースを選びたいと言う方は、まずThe Huffington Postから読むのがおすすめです。記事の長さは短く、ボキャブラリーや文法は非常に簡単で、簡潔に短くニュースを伝えてくれる、レベルで言うと「やさしい」書き方をされている記事が多いソースです。

Refinery29も英語の文法レベルや記事の長さで比較すると、The Huffington Postに似た部類のニュースソースですが、現代の女性が使うスラングや流行のキーワードを入り混ぜることが多いので、そこにさえ注意すれば楽に読めます。

スラングなどに困った方は、urbandictioary.comでそのキーワードを検索すると、分かりやすい英語で解析を見ることができます。

BuzzFeedも同じように、スラングやネット用語が多いのですが、写真やgif画像が多いためRefinery29よ りは理解しやすいと思われます。英語に自信がある方は、ガーディアンや平日のニューヨークタイムズを読むことをおすすめします。どちらも記事の長さはとても長い部類に入り、ボキャブラリーも高校生レベル以上のものも含まれることはありますが、慣れてしまえば毎日読むことに楽しみを感じるようになるでしょう。
 
 

もし読んで難しいと感じた方は、週末のThe Sunday Timesから始めてみてください。The New York Timesが週に一回出すThe Sunday Timesはコラムが多く、平日版The New York Timesとは違って親しみやすい内容を掲載していることが多いため、英語に自信のない方でも簡単に読めるはずです。

上記に紹介した新聞を読み比べると、幅広いジャンルの情報を吸収することが簡単にできると思うので、是非お試しください。

 

第3回目は大きなケーススタディ。一つのニュースを、1回目と2回目で紹介したソースを使い、紹介した方法で比較しながらご紹介します。
 
 
ライター ellenoir 

東京生まれ、ニューヨーク育ちのバイリンガルな日本と米国のハーフ。

自身も普段からニュースはあらゆる角度から見ることができるよう、ニューヨークタイムズや日経新聞などの固いソースから、コルバートレポートやnaverまとめなど柔らかいものまで、日英両語のソースで目を通している。

ニューヨークの音学大学を卒業後、カリフォルニアの名門芸術大学の院でデジタルメディア系の修士号を二つ取得。学生の頃から様々なジャンルのライターとし て活躍し、通訳からゴーストライティング、ショートストーリー作家、コピーライティング、学会の論文の編集、などを手掛ける。現在は企業のデザイナーとし て活躍しつつ、小説を創作している。

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