自分のライフスタイルにも取り入れてみたい、海外女性たちのいいところ、をご紹介する「海外女性のリアルライフ」。今回はアメリカからご紹介!
NY(ニューヨーク)とLA(ロサンゼルス)は、どちらも世界中から注目を集めるアメリカのファッションの発信地ですね。東海岸のNYと西海岸のLAでは気候や文化が大きく違い、ファッションにも影響を与えています。
おしゃれ2大都市の女性のファッションや文化を通して、アメリカ人女性のおしゃれのヒントを探ってみましょう。
洗練された個性派ファッションのNY
NYはアメリカ経済の中心地。 出勤する人たちが毎日忙しく行き交い、 公共交通機関も発達しています。そんなNYで働く女性は仕事を持って自立した女性が多いため、オフィスカジュアルでキレイめなファッションが目立ちます。仕事帰りにそのままパーティや食事に出かけられるような服装が便利なのです。
またNYでは毎年NYコレクションが開催されて最先端のファッションが街に溢れるだけでなく、実はストリートファッションの文化も根強く浸透しています。NYの女性は古着も大好きで、おしゃれなリサイクルショップやビンテージショップも人気があります。
これらを上手に組み合わせて、都会的でカジュアル、モードと古着をミックスした、独自のファッションを楽しんむのがNY流といえるでしょう。
開放的でカジュアルなLA
LAは一年中暖かな気候が特徴的。街中の大きなヤシの木や海岸に広がる綺麗なビーチを見ていると、毎日がまるでリゾート気分です。
LAの女性のファッションは、一年を通してショートパンツやワンピ、サンダル姿が目立ちます。車移動が多いLAでは、家、街、ビーチのファッションに大きな隔たりがないので、NYよりもラフでカジュアルなファッションが楽しめる環境です。
日差しの強いLAでは、サングラスが必須アイテム。LAの女性はファッションの一部としてサングラスを上手に取り入れています。おしゃれ好きな女性はたくさんのサングラスを持っていて、ファッションに合うコーディネートを楽しんでいます。
綺麗なビーチが多いLAでは、サーフ系のファッションも発達してきました。気候の良さと開放的な雰囲気が、LA女性のカジュアルでリラックス感のあるファッションを作り出しています。
共通のファッション意識
NYとLA、2つの都市のファションに共通しているのは、”自分らしくおしゃれを楽しむ”という感覚です。
NYとLAはアメリカ全土の中でも様々な人種が集まっている都市です。黒人やアジア系、ヒスパニック系、インド系など、様々な肌や髪の色をした人種がアメリカ人として生活しています。そのためアメリカのファッションにはとても多様性があり 、女性一人一人が自分に似合うファッションを楽しむ文化が根付いているのです。アメリカのファッションブランドのサイズも、XXXSからXXLなど、10段階近いサイズ展開を設けているブランドがほとんどです。どんな体型の人でも同じようにファッションを楽しもうという、アメリカ人の姿勢が感じられます。
世界から見てNYやLAの女性のファッションに注目が集まるのも、流行を追いかけるのではなく、土地や気候に合った自分らしいおしゃれを貫いているからこそなんです。広いアメリカだからこそ、もし将来住んでみたい!という願望があるならこうしたファッションから場所を選ぶのも面白いかもしれませんね。
アメリカのファッション雑誌の位置づけ
アメリカでも日本と同様、本屋にはファッション雑誌のコーナーがあり、店の入り口付近にたくさん並んでいますが、冊数や種類の割にはファッション雑誌はあまり売れていないようです。
現在では、アメリカも若者ほどファッションの情報はインスタグラムやツイッターから得ているのが主流です。クロエモレッツ、テイラースウィフトなど、自分の好きなモデルや芸能人のインスタやツイッターをフォローし、彼女たちのファッションを参考にしています。
雑誌は主に立ち読みをしたり、サロンで目を通す程度。モードなファッションやコレクションブランド、ライフスタイルなどの内容を扱う雑誌が多いため、トレンドを知るという意味と、写真がきれいでおしゃれなので、写真集を見る感覚で雑誌を開くことが多いようです。
サロンで多く置かれている雑誌は、Vogue,Elle,Allure,Bazaar,Cosmopolitan,など。Elleは写真や扱っているファッションが比較的可愛く、若い20代の女の子にも人気があります。 Victoria’s secretのモデルが人気で、彼女達のインスタをフォローしてファッションやライフスタイルを参考にする人も多くいます。
いかがでしたか? 流行に流されない、アメリカの女性たちの、”環境に順応しながら自分に似合うファッションを楽しむ感覚”は取り入れてみたいですね。
ライター aoi141
アパレルのテキスタイルデザイナーを5年経験した後、結婚を機に渡米。LAに2年、中南部に1年在住し、旅行でアメリカ各地を訪問。アメリカでは出産・育児も経験し、アメリカの様々な文化に触れる。