ICHIYUKI (ドイツ)
私にとって着物は、絵画のようなものなので、私が持っている着物には、それぞれに名前をつけています。ずっと美術全般に興味があり、だから、私は浮世絵が好きになりました。
私は、ローラ。1989年にドイツのハイデルベルグで生まれました。
3年前に母の友人が、岩崎 峰子さんの著書『Geisha, a life』を渡してくれた時から、私は、着物に夢中になりました。言うまでもなく、芸妓の美しさと優雅さ、そして彼女たちが着ている着物に感激しました。
その後、着物について研究し、「Immortal Geisha」フォーラムを立ち上げました。
自分の着物を持つ、という夢が大きくなっていったある日、2人のドイツ人のメンバーが、着物の個人販売を始めたのです。私はこの時、初めての付け下げを、お得なお値段で買うことができました。コンベンションや日本料理店に行くときなどを始め、着る機会があれば、なるべく多くの場で、着物を着るようにしています。
私のお気に入りの着物は、黒留袖と付け下げです。結婚はしていませんが、黒留袖は私にとって特別なものなので、つい黒留袖を選んでしまいます。理由は、私が牡丹と扇面が着物の柄のなかで、一番好きだからです。
着物は、ジーンズやTシャツとは違って、あなたが心から好きなものを着るという、強い気持ちがなければ、着物を着る意味はないのです。
着物の一式を持ち、着物と帯に慣れるまで時間はかかります。しかし、着物を知るようになってから、私は世界中の人々に出会いました。私たちは、お互いに刺激しあい、友人になりました。私は、そのことを幸せなことだと思っています。
芸者・舞妓熱を広めようと、フェイスブックとブログを始めました。
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http://kimono-momiji.blogspot.de/