CHIOKOさん (USA)
 
KIMONO USA
 

着物の情熱は、今まで考えたこともなかったようなワクワクする世界へ、私を連れていってくれます。

私は、4年間沖縄で過ごしました。私たちは毎週1回、1時間ほど日本文化の授業に出て、日本の作法や日本語の簡単なフレーズや民謡の歌い方を教わりました。

初めて着物を着たのは、私が8歳の時です。ひなまつりに、小さい女の子用の振袖を着ました。ひな祭りには、女の子はもちろん、男の子も着物を着て学校に来ました。

時が過ぎて、夫と私は、アトランタで、あるコンベンションに参加しました。大会では、参加者は好きな衣装を着ることになっていたのです。そこで、私は着物のような、本格的な衣装を着たらどうかしら?と思いついたのです。それから、着付けと着物を着るのに必要な全てのことについて、調べ始めました。

着物一式を買うのに、一年かかりました。着物を買ってから、着付けを練習しました。ついに着付けが出来るようになったので、明るい黄色の小紋に紫と金の名古屋帯をあわせて、コンベンションに行ったのです。

会場の販売ブースに行くと、ヴィンテージ着物を売っている人に会いました。着物を着たいと思っている人に着物を売るお手伝いをするのはどうだろう?私は、心の中で考えました。

着物を仕事にする。
夢のような気持ちでした!

数ヵ月後、着物を販売することに興味があるか、自分の心に問いかけました。着物への情熱と着物を着る楽しさ、着物と帯の染めと織りの芸術的な技巧にまつわるすべてを広めるために、Kimono USAを立ち上げました。その後ジャパンフェスティバルで、舞の会という日本舞踊の先生に出逢い、日本舞踊を習い始めたのです。4年後、東京で小桜会という会のメンバーと共に踊ることができました。

着物はすぐにあなたをエレガントな気持ちにさせてくれるし、優雅に立ち振る舞うのに一役買ってくれますよ。着物は、まさに着るアートなのです。

着物に関するすべてのことには、意味と歴史がこめられています。
着物の、ユニークかつ美しい伝統を分かち合うことが大切だと思っています。