CHIHIROさん
着付師・着付講師 着物サロン~四季~
私がはじめて着物と出会ったのは母のお腹の中にいたときかもしれません。
私の母は和裁をしておりましたので、物心つく前から着物は身近にありました。ただ幼い頃から特別着物が好きだったわけではなく、お祝い事でたまに着るもの、といった感じでした。若い頃はとにかく好奇心が旺盛で、その興味は外へ外へと向き、20歳から数年間は海外で働いたり、勉強したりする日々でした。そんな環境で数年を過ごしていると今度は自分があまりにも日本のこと、伝統や文化について無知であることに気づかされたことがありました。幼い頃から身近であった着物ですら、自分で着る事もできなかったのです。
日本に帰ってきたのは24歳の時。短絡的かもしれませんが、すぐに着付け師になろうと決めました。
自分と同じように海外にいる日本人こそ着物をきる機会が多く、着付け師や講師を必要としているのではないかと考えたからです。はじめは着物というツールで何か役立てることをしたい!という思いでしたが、着物をきる機会が増えるにつれその魅力にはまっていきました。
無事に着付け師の資格を取得した後は、中国の都市や香港で着付け教室や出張着付けのサービスを提供させて頂きました。その中で着物は日本人だけでなく世界の人々からも愛されているということを実感しました。
今後も着付け教室や出張着付けを通じて着物の魅力を伝え、着物を楽しみたい方々のために活動していきたいと思っております。