今日は骨格着付けレッスンの日でした。なんと4時間。。。骨格着付けとは? 神田うのちゃんの着付けを専属で担当されていた笹島寿美先生による、腰紐1本で着付ける方法で、骨格に沿って着付けるので内臓を圧迫せずとても楽です。そして着付けの手順の説明も論理的。外国人に教えたいと言う方には伝えやすいのではないでしょうか。

 

本日のレッスンは長かったですがとても濃い内容であっという間でした。自宅には乳幼児がいるので、出張レッスンを希望していたこともあり、愛昌きもの学院の飯田先生にはるばるお越し頂き妹と一緒に受講しております。教え方もとても丁寧で細かく指導してくださいます!! さて、色々と面白いお話を聞けた中から本日は着付けに使用する『腰紐』についてお伝えしようと思います。

 

あなたはウエストに巻いていますか?
腰骨に巻いていますか?

 

私もそうですが、腰紐=ウエストに巻く、と着付けの教室では習ってきました。もともと『腰紐』という名前からわかるように、普段から着物でいた世代の方々は腰骨に巻いていたのだそうです。それが戦後外来語がかっこいい!ということで腰紐→ウエストベルトとなりウエストに巻くようになったのだとか。そして今ある着付け教室はそのほとんどが戦後ビジネス化されたのでウエストに巻くのが主流なのだそうです。

 

着付けが苦しい=ウエストに紐が巻かれる→内臓を圧迫しているから。

 

かつて着物を普段着として生活されていた方は、腰骨に巻くので内臓は骨盤に守られ、きつく縛っても苦しくなかったのだそうです。逆に言えば苦しいと普段の生活ができないので、当たり前のことと言われれば納得です!骨格着付けはその名の通り、骨格を目安に、腰紐1本だけで着付をしていくので、着付ける方も着付けられる方も楽なのです。私もまだレッスンを始めてから数回ですが、これまで習ってきた着付けとの違いが明らかにわかります。

 

何よりも、寿美先生に着付けてもらったときと、飯田先生に着付けてもらったとき、そして一緒にレッスンを受けている妹に着付けてもらったときの感覚が一緒でした!

 

つまりは誰でも再現が可能ということです。

 

これは非常に重要なことだと思います。私自身、手先が器用ではないので失敗も多かったのですが今までのあいまいだったポイントが明瞭で、一回で着付けがびしっ!!と決まるのとても気持ちよいのです!

 

ちなみにレッスンは自装ではなく他装です。また着付け方の指先や立ち位置まで、無駄のないきれいに見せ方が身につけられるのも特徴の一つです。他にも書きたいことがたくさんありますが、本日はこの辺で。

 

 

【ご参照】

こんな記事もございました 月刊アレコレvol.115は「特集 笹島寿美という宝」

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